赤面症とはどういった体質か
急増している赤面症ですが、赤面症とはなんなのかということを、きちんと理解できている人は意外と少ないと言われています。
もしかしたら自分は赤面症なのか!?
こんなふうに悩んでいる全ての方に、まず赤面症とは一体なんなのかということをお話ししたいと思います。
赤面症とは
赤面症について、Wikipediaで検索するとこのように書かれています。
「赤面とは、人間の無意識な行為の一種で、他人と対話する際などに顔が紅潮してしまう症状をいう。」
一言で言ってしまうと、まさにこの通りなのですが、誰もが気になるのはどうして他人と対話する際などに顔が紅潮してしまうのかという所です。
通常の人は、恥ずかしいという気持ちがあっても顔が紅潮してしまうような事態にはなりませんよね。
ですが、赤面症の人は顔が紅潮してしまう。
この症状は、「対人恐怖症」に現れる症状の一種です。
赤面症と関連している対人恐怖症とは
対人恐怖症とはどんな人でも陥る可能性がある疾患です。
例えば、私はとても前向きで明るいから大丈夫!という人でも、ある時いきなり対人恐怖を患うことがあるんです。
- なんでも完璧にこなそう。
- 人からよく見られたい。
- 世話が好き。
このような人ほど対人恐怖症になってしまうケースも多く、心配しないようにとか、迷惑かけないようにとか考えてしまえばしまうほど、自分を追い込んでいきます。
そして、人の失敗が許せないような人にも対人恐怖症は多く見られます。
人の失敗が許せない=自分も失敗できない
もちろん、上記のような方だけが当てはまるわけでなありませんが、消極的な人だけがこのような病を発症するというわけではないのです。
この強い対人恐怖からは、様々な症状があらわれます。
個人差は大きいですが、震えや発汗はもちろん、そして赤面にもつながっていきます。
生まれ育った生活環境により発症するケースもある
赤面症のような対人恐怖は、自分自身が育った環境にも大きく左右されます。
- 親が厳しくて常に怒られている環境で育った
- 潔癖症の家族が家にいることで心が休まる環境が少なかった
- 兄弟間で親の愛情が大きく差があった
これはほんの一例ですが、このような家庭環境で大人になった人が赤面症になってしまうことはよくあります。
赤面症というのは、ちょっとした些細なきっかけで誰もが陥るかもしれない身近な疾患なのです。